2025.03.25
設計
お客様と信頼を築き、共に課題解決の道を拓く
#01 ソリューションサービス部デザインサポート課 田端さん
勤務
本社・神奈川第1工場
所属
エンジニアリング・ソリューション本部
ソリューションサービス部デザインサポート課 課長
経歴
2001年 業務系システム開発会社(プログラマとして汎用機、WINDOWS、WEBアプリ開発に従事)
2006年 自動車検査装置向け制御盤及び制御設計会社(プログラミング、装置現地調整業務〈PLC、タッチパネル、VB〉に従事)
2015年 キャリア入社
現在 電気設計、技術サポート業務に従事
プログラマからPLC制御設計技術者へ転身
ソフトからハードへの挑戦を胸に、入社を決意
マグトロニクスへは2015年に入社しました。PLC制御設計技術者の募集で、前職ではプログラマとして従事してきたので、ソフトとハードの違いはありましたが、PLCのハード設計にも挑戦したいという気持ちがありました。装置や制御盤の知識もあったので、これまでのキャリアを活かせるのではないかと考えました。また、当時採用担当だった嶋田取締役の誠実な人柄に触れ、信頼できる会社だと感じたことも入社の決め手です。
入社後は、生産技術の業務に従事し、現在のエンジニアリング・ソリューション本部の前身となるソリューション事業本部の立ち上げにも携わりました。そして、気づけば電気CAD事業の担当を任され、現在に至っています。
お客様に伴走し、意思決定に携わることができる喜び
私が所属するソリューションサービス部は、3D電気CADを用いて装置メーカー様(以下、お客様)の効率的課題解決とDX化をアシストすることが仕事です。デザインサポート課には私を含め4名在籍していますが、それぞれが担当のお客様について技術サポート業務を行っています。
例えば、3D電気CAD導入時のルール見直しや、図面の描き方のアドバイスなどがあります。お客様が図面にもたれている課題を含め、ヒアリングを行い「この3D電気CADだと、こんな解決方法があるから、このルールで図面を描いていけば、今後は解消できますよ」と助言をし、場合によってはこちらがリードして製図することもあります。
お客様が決めたものをマンパワーで作るだけでなく、製造移行時に生じる図面課題に対する3D電気CADによる具体的解決策や図面の作成方法まで頼りにしていただき、さらに意思決定という上流過程に携わることができるのは、技術サポート業務の醍醐味であり、非常にやりがいに感じています。
管理職としてのやりがいは、メンバーの成長を実感した時
これまでの業務で一番印象に残っているプロジェクトは、2021年に3D電気CADの基礎トレーニングを担当した案件です。私がリーダーとなり、部下(メンバー)3名のチームで取り組みました。トレーニングだけでなく、図面トレースなども含む初めての包括的なコンサル案件であり、同時にメンバー3名のCADオペレーターとしての育成という側面も持つ案件でした。
お客様の3D電気CAD導入に関するサポートは私が対応しましたが、トレーニングメニューに関してはメンバーが対応しました。トレーニングメニューは大きく3つあり、1つ目はアカウント作成や初期設定を含む回路図の描き方(EPLAN P8)、2つ目は部品ライブラリの作成、3つ目はエンクロージャ3Dモデルの電気部品配置、配線シュミュレーションの方法(EPLAN PRO PANEL)です。全体の包括的なサポートは1年程度、最後にお客様のオペレーター教育としてトレーニングを8日間行いました。
産休明けや、別の部署から配属されたばかりのメンバーもいましたが、3名とも素晴らしい成長を見せてくれました。メンバーの成長を目の当たりにした瞬間はとても印象深く、彼らの努力と成長を見守り、支援できたことは、管理職冥利に尽きる経験でした。

多くのお客様とのつながりを増やし、技術サポート事業の拡大をめざす
マグトロニクスは、製造受託(モノづくり)から始まった企業です。そのため、長年培ってきた業務プロセスを大切にしており、安定性を重視する文化があります。一方で新しくチャレンジングな取り組みを進める風土もあります。今後、より一層の部門間連携をはかりながら、成熟技術と先進技術の融合に取り組みたいと思っています。
モノづくりには従来のノウハウがあり、変化させることは簡単ではありません。しかし、時流に乗ることも大切で、柔軟な対応が求められる場面もあります。だからこそ、従来の強みを生かしながら新しい取り組みとのバランスをとり、より良いモノづくりをめざしたいと考えています。
新しい取り組みは、マグトロニクスが今後さらに成長するためのチャンスだと思っています。ソリューションサービス部では、多くのお客様とのつながりを増やし、部門として自走できるように、組織の拡充・メンバーの育成などに挑戦していきたいと思います。

ある日のスケジュール
8:30 始業、メールチェック
9:00 定例週次MTG
10:00 サーバリプレイス、データ移行
12:00 ランチ
12:45 盤製作に関する問い合わせ対応
14:00 サーバリプレイス、データ移行
16:00 新規電気CAD導入調査
18:00 クライアントPC電気CADインストール
20:00 終業
【一問一答】わたしの最適解
ー 仕事の流儀は?
ソフトウェア開発手法の考え方を3D電気CAD図面作成プロセスに取り入れること。
具体的には、アジャイル開発やDevOpsの思想を参考に、反復的かつ協調的なアプローチを採用する。小さな単位で図面を作成し、頻繁にレビューと修正を行うことで、品質向上と効率化が実現できる。
ー プライベートで叶えたい夢は?
50歳以降もサッカーをしていたい。
※掲載内容は、2025年3月取材当時のものです。